心持ち京都 _ その四

 取るに足らない私の写真論など、鼻で笑っていただいて構わない。そもそも撮影のために出歩くなどと云う事がしづらい日々に、過去写真を引っ張り出して「思い出し書き」をしているのである。結局、その時の日記になどなる筈もないので、写真を見て書いている現在の気持ちになるのだった。まさか締め切りなぞあるわけでもないのに、書きたい気持ちはあるのだから、それはそれで結構な事だろう。ただし、他人に受け入れられるのかは...