断片を見つけに

仕事で訪れるから。
それが近頃の訪問理由になってしまっているけれど、
私的旅での理由のひとつになるのは、
「好きな作家の作品で触れられている。」
「生誕・生活に関わりがある。」
と云うのがある。
...あ、これって最近のアニメなどでの聖地巡礼とかと一緒なのかしらん?

ちょっと撮影に!
とは行けないので、過去写真でスマヌのだが、冬の写真から好きな街のひとつの盛岡。
お城周りをちょっとだけ見てるばかりな写真だけど。

不来方の城(盛岡城)に石川啄木の句碑がある。
啄木は盛岡市内から北に行った渋民で育ち、盛岡では学生生活や新婚生活を送っている。
季節的に冬とは合ってないのだけれど、
「不来方のお城の草に寝転びて空に吸はれし十五の心」

そして、そこからみた岩手山。

以前に、渋民の啄木記念館も訪れているし、
やはり盛岡に関わりのある、花巻の宮沢賢治記念館も訪れてもいる。
そして冬の寒空に、人気の無い城跡までエッチラオッチラ。
彼らの書いたモノに惹かれたからなんだろうな。
そこで、何かしら断片に触れる事は出来たんだろうか?
じっと手を見る...むむむ。
啄木の伝えられている人間性は、はっきり言って酷いなぁと思うのだけれど、
それじゃぁ書かれた作品通りのイメージで無ければ「只の嘘吐き」なのか?
というと、それは創造者としての才能なので余り関係ないと思っている。
まぁ、私は家族や友人じゃ無いからねえ。

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