旅の空の下へ誘うもの
案の定、「宣言」は延長されるね。
思いっきりの収入減なのだ。
フリーランスだから、そういうことも覚悟はしている....、
とはいえ、要請に従うことで仕事が無くなっているのに、
些かの救いも無いのは流石に辛いなぁ。
ホントにつらいなぁ。(泣き言の念押し)
トホホホ....だよ。
<本題>
さて、先日までの平戸・生月編の後書きの様なモノ。
久々に司馬遼太郎さんの本を引っ張り出した。
「街道をゆく 11 肥前の諸街道」
1977年の連載。
司馬さんが訪れたのは平戸大橋が架かるひと月前で、
その日は島で宿が取れずに慌ただしい日程だった様だ。

あぁ、そうだった。
前回の訪問ではその紀行を読んで、
「せめてオランダ商館跡まで....。」
そうやって終えたんだった。
---景観の中の城として日本で最も美しいのは平戸城だと思うが、
その城の下に醜怪なコンクリートの建造物があって......。----
商館跡から見える夕暮れの城を見て、
「なるほどね。」
と感じていたんだな。

平戸の殿様は貿易はしたいけれど、基督教へ入信したくない。
それで家来の籠手田安経を身代わり的に入信させた。
すると籠手田さんとその弟はホントの信者となり、
治めていた生月島民も信者となったのだそうだ。
江戸時代より前の話。
しかも貿易はその後、佐世保〜長崎へと移っていってしまった。
禁教となって教会は壊されても、隠れながら信教は続き、
明治以降になった時に、また教会が建てられ始めた。
今はそれがひとつの景色として見て回る事が出来る。
申し訳ないくらいに信仰心の薄い私なんだけれど、
邪魔にならない程度に見せて頂ければと手を合わせる。
それと、やっぱり少し位は知識として持っていないと駄目よね?
(....すっかりと忘れていたくせに。)
一応それなりな大人だものね。
旅先でいつも感じてるんだ。
中身は相変わらず微妙なんだけど。
- 関連記事
-
-
旅の空の下へ誘うもの 2021/05/07
-
西の端から東の丘へ_<9> 2021/05/04
-
西の端の花飾り_(8) 2021/05/01
-
西の端からの祈り_(7) 2021/04/29
-
西の端の西欧の薫り_(6) 2021/04/27
-
西の端から振り返る_(5) 2021/04/25
-
西の端の灯台に立つ_(4) 2021/04/24
-
西の端の端辺りに立つ_(3) 2021/04/23
-
西の端への橋を渡る_(2) 2021/04/23
-
スポンサーサイト