大阪〜上がったり下がったり_その七
昨日の続きで、上本町方向から辿って南に下った。

上町台地の真ん中辺りに四天王寺がある。
推古天皇元年(593年)に建てられたという。
物部守屋と蘇我馬子の戦いで、馬子側の聖徳太子さまが、
「戦いに勝ったら、四天王を安置する寺を建てる!」
と誓い、勝利の後に約束通り建立したとのこと。
この寺の様な真っ直ぐな伽藍配置を
「四天王寺式」というのも、その元祖だからですね。
古い昔のお話で御座いますなぁ。
で、その四天王寺。

昨日、私が悪態をついたハルカスを五重塔と並べて撮ってみると....、う〜ん。
まぁそんな事言ってても仕方がないので境内をグルッと一廻り。
本坊の前は紫陽花が綺麗に咲いている。
でもこれ以上は近づいちゃ駄目!
なのでこの距離からなのね。

南側に廻っていって中門側からの様子。

西側に廻り込んで、五重塔と金堂の屋根。
塔・トウ・とう! 三連チャン。
そんなに塔ばかり撮ってもしょうが無いんじゃないの?
と思ってたのだけれど、
飛行機雲が延びていくのを見てパチリ。

立派なお寺だし、その創建の由来や歴史もとんでもなく古いんだけど、
残念ながら数多の焼失や倒壊、最後には第二次世界大戦。
昭和の再建なのね。
まぁそんなわけで、今回は回廊内には立ち入らずに、
境内だけ緩ーく廻らせて頂いたよ。

丁度正午頃なので、地面からの照り返しもキツくなってきた。
でもまだ真夏ではないので、木陰に入ると結構涼しい。
だから木陰のベンチを探すんだ。
....何だかグッタリしたオイサンが1人ずつセットになっている。
むむむ。
オイサンも此処に何かを求めてやって来ているのだろう。
癒しなのか、心の平穏なのか、果たしてそれは!?

平日の真っ昼間なのである。
只の暇つぶしかも知れないが、
此処に来て、きっと何かを得ていくのだろう。
「凄い混んでます!めっちゃ混んでます!」
そう煽るテレビのワイドショー。
まぁ、そういう所に行けばそりゃそうじゃないの?
此処は平和な優しい世界だった。

また南側を見ればハルカス・ど〜ん! である。
この再建されたお寺は100年経って好い感じに古錆びていくんだろうけど、
あれはその時どうなっているんだろう?
あれはあれで、歴史的建物として残るとしても、どれだけ維持出来るんだろう?
確認する事は出来ないんだなぁ。
本日最後の写真は645サイズなのである。
たまに載せるけれど、珍しくクリックすると幾らか大きくなるんだ。

ハッセルと云えば真四角写真。
でもフィルム時代から、マガジンを換えれば長方形(645)に撮れるのだった。
そしてデジタルでも、その長方形フォーマットで撮影出来るの。
フォーカシングスクリーンに長方形枠、その中に真四角枠が画かれている。
だけど、いつも真四角の構図で切り取ってるんだ。
長方形だと縦写真を撮りたくなるけど、もの凄い撮りづらいし、
真四角で撮るものだって気分でいるからね。(洗脳?)
フィルムと違うのは、撮ったデータとしては長方形に撮れていると云う事。
その辺は、再度長方形写真を載せるので、
その時にもう少し書くね。
てなことで四天王寺編はお終い。
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