トンネルの上の静かな庭園_(12)

 どうにも左膝から腰が痛むんだ。

丘を避けて、平坦な海沿いコースを歩いたのに。
以前は真夏に6・7時間くらい平気で歩いたのに。
暑すぎてのぼせたわけでもない、冬空の散歩なのに。
2年前に痛めた腰が、
私の「ガラスの左膝」に連動して痛むんだ。

でも、
「きっと運動不足に違いないんだ!」
....そう思い込む事にして、
今回の私的横浜徘徊集の締めに向かった。
(違う_俳諧_なら良いのにね....。)




20211223_SWC-M_YHC_005



 Webの世界では、とっくに話題に乗り遅れているし、沢山の方が撮られているのだけれど、
「自分の眼で見ておくべきだわ! きっとそうよね?」
一応そういうものなんだろうと、今度はJR経由で石川町駅にて下りた。

ホームの先端、トンネル側の上に既にその建物が見えている。
SWCでは流石に広すぎるので、
私の元に居残ってくれたLeica R6の50mmで撮った。
(まだ未現像だけど.....。)

「あぁ、取りあえずは彼処まで上っていくのね。」
運動不足!
と自分を洗脳した私は、急坂をヨタヨタと進む。 
う〜ん......、ここに住むのは私には無理。



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 坂道を上り詰めると、直ぐそこにその建物は現れた。
「山手イタリア山庭園」
山手には、横浜開港時から外交官邸などが建ち、
それぞれの国の名が残ったのね。

 息を整える為に、暫く街を見下ろした。
今日も好い天気!
先日の山手訪問時より、人が少なくて、とても静かな世界だ。
SWCの静かなシャッター音が有り難いくらい。



20211223_SWC-M_YHC_021



 頭の中に、他の方が撮った綺麗な写真が、どうしても情報として入ってしまっている。
Webで色々と調べられるのは便利だけれど、情報過多になりすぎてしまう部分がねぇ。
写真は、もう既に誰かが撮ったみたいになってしまうかも知れない。
でも、撮りたい様に撮ってみて、それで良いんじゃない?

「なんとか賞を狙ってる!」
.....とかだと、そうもいかないかも知れないけどさ。



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 だるまさんには何とかピントが合ったぞ。
今度は手前に花を入れて、ええと約30cm。
う〜ん、2cmくらいズレてる。
約だよ、約!
こんなピンボケが許されるモノなの?
むむむ....。


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 一旦一廻りしてから、
次は隣に建っているブラフ18番館の方へと移動してみた。
先輩が1人、静かに写生していた。 先輩達は皆上手だな。

今度もシャッターの静かさが有り難かったよ。


その写真は明日へ続きます。



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#ハッセルブラッド#横浜#山手#山手イタリア山庭園#SWC#洋館