公園坂を経由して〜冷えた手の中の温もり(14)

 空が広い通りは、小綺麗で立派な建物が並んでいる。
企業のものも、個人宅も、みんなお洒落で立派なんだ。

これぞ、まさに「山手」

オサレな空気の中を、
ヨタヨタ徘徊者は歩いていくんだ。 
ううう.....。



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 何が在るという程ではないのに、カトリック山手教会を右へ曲がった。
大きな木で二股に分かれた左の入り口は、
フェリス女学院の体育館の在る場所らしい。



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間違っても(?)そちらへは入れないので、
「おぉ〜、立派な樹だねぇ〜」
などと独り言呟きながら樹を見上げた。
フムフム。



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フェリスの建物を回り込んだ先に、
「日本庭球発祥之地」
そう書かれた案内があった。
明治4年に、外国人専用として開かれた、山手公園へやって来た。



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と云って、写真にある横浜山手庭球発祥記念館と、
奥の自販機やトイレがある旧山手68番館(公園管理棟)、
そしてハイソ人だろう先輩方がプレイしているテニスコート数面が在るだけで、
特に観光向きなものは全く無い。



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直ぐ隣の住宅に囲まれて、小さな芝生広場と小さな東屋。
暖かい缶コーヒーでひと息入れた。
「別に、缶コーヒーを飲んだって良いじゃん?」
ここならそんな緩さがあるんだもの。

ボールを打ち合いながら、まさに
「キャピキャピ」
と云う字が当てはまりそうな声が聞こえてくる。

さぁ、ひと息後にもう少し歩いたら、
この散歩も終わりだね。


 横浜が御題目の、今回の私的徘徊が阿呆みたいに続いたので、
自分で書いてて、
「どこからが始まりなのかしら?」
と感じてしまう状態になりました。

今更改題して「横浜なんとか」みたいにするのも洒落臭いので、
拗らせたタイトルはそのままで通し番号だけ付けました。




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#ハッセルブラッド#横浜#山手#SWC