息を一旦止めてから溜息の様に吐き出す

 この数日、仕事先に向かう道筋を変えた。
少し遠回りになるし、3回くらい信号に引っかかる。
信号の向こうには、全く私的な用事の無いビル....。

でも、このコースの方が幾らか静かで、歩きやすいから好いの。
仕事に行きがてらの写真だと、ショップはまだ開いていないし、人も少ない。

飾られたショーウィンドウや、花屋さんが並べている途中の鉢植え。
そんなモノを横目に見つつ意識の中にだけ刻んでいく。
それで充分だから.....。


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 何だかすっかり大きな「建築構造物」になっている宮下公園から、山手線のガードをくぐる。
描かれているモノを、枠の中から覗き込んでシャッターを押した。

イラストでも、「作品」と「落書き」の境界線。
他人からの評価・需要と供給...? そこにあるのはどれ?

自己満足でいいなら、それだけのこと。
誰でもアーチストになれるわけでもないし、
誰でも表現者になれるわけでもない。

それを写している自分はいったい何だろね?



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 「携帯で良いじゃん。」
そう思って携帯でも撮ってみてたのだけれど、それは「写っているだけ」のモノだった。
撮っている自分が同じなのだから、撮る道具を変えても無駄な抵抗なのは解ってるんだ。
でもね、撮る時の呼吸は違ってるの。

うん、まぁね、その自己満足だけで好いや。


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