ゆゑもなく海が見たくて海に来ぬ_ (7)

 辿り着いた午後遅くの海辺は、
まだまだ夏の強い陽と熱い風が残っていた。

白く光った海まで、砂原がずっと広がっている様に見え、
崩れてしまった砂防の木材は、中国西域の砂漠に残された遺跡の様だ。

.....まぁそれは大袈裟だわね。



202208_SWC_Chiba_065




 何かしら生き物の気配を探してみるけれど、打ち寄せる波際にその気配は無い。
でも磯の側には、巣穴から運び出した砂が広げられてていた。
満潮時には此処まで波がやって来るみたい。




202208_SWC_Chiba_047




そしてその直ぐ側には、打ち上げられた浮子に張り付いていたフジツボ達。

SWCだと近接撮影がなかなか苦手。 
距離計で測る手もあるのだけれど、デジタル化してから殆ど距離計を持ち出していない。
3枚くらい撮って拡大してみたら、結構なかなかにグロい写真かしらん.....。



202208_SWC_Chiba_045



 なんだか意味ありげで意味の無い写真ばかりな記事だわね。

最近は基本的にSWCしか持ってないから、接写(30cm位には寄れる)とか望遠とか出来ないけど、
なんだか気分的に自分に合ってるんだね、レンズ交換キライだし。
.....使いこなしてるとは云いませんけど。


「遺跡?」の反対側の順光写真は、普通に海岸線の写真。




202208_SWC_Chiba_058




 辿り着いた海が見たくて海に出た。

気付いたら随分と年月が経っていたけれど、
懐かしい海にやって来たんだ。



 <まだ続く>





関連記事
スポンサーサイト