物の荒廃は必ず人に由る _(5)

 岬まで辿り着いて、暫しボケーッとしてた。
風はそれ程強くなかったから、波に警戒する事は無かったけれど、
カメラを抱えた手は直ぐに冷たく悴んだ。

全然理解していなかったのだけれど、満潮だったら先端まで行けなかったみたい。
足を冷たい波に浸けていく気なら良いけど、全く勧めないからね。

今日は取りあえず次の目標への合間記事。
だからいつにも増して内容の薄い記事なんだ.....。 スマンな。


 岬の砂浜から観音崎を望んだ。
 (クリックするとやや大きくなります。)
昨年末に訪れた観音崎灯台と信号所が見える。



503_Futtsu_017ep_1200



距離は大体7〜8kmくらいで東京湾口の1番狭くなっている地域。
だから彼方と此方の台上に、砲台や監視所なんかを沢山造ったんだね。
三浦半島の戦争遺跡は比較的整備されているけれど、
房総側は殆ど埋もれていて、もう辿り着くのも難しかったり、
全く知られていないモノが沢山在るらしい。

まぁ仕方ないよね整備するのも大変だし、危険な箇所が多いし。
私もそれ程マニアでもない(?)ので、無理してまで辿ろうとは思わないわ。



503_Futtsu_022p_700



 と云いながら、前々回の記事に書いたカルバートをくぐり、怪しげな道を進んでいくのね。
くぐってから振り返って撮った写真。 ぐるりと回り込んであの上に出るわけですけど、
途中で撮った写真では只の林道みたいにしか見えず、全くループ感は無いので割愛。

ループしてる辺りが篠竹の密集地で、除草はしてくれてあるけれど、
油断すると踏み抜く可能性があるかも。 それと雨の降った後はかなり泥濘むと思うわ。

そしてそのダンジョンを過ぎて直線になった写真。
カルバートの真上に行くと、ガードレールが確認出来るけど、特に視界は開けない。
取りあえず暫くは直線状に進んで行くよ。



503_Futtsu_023v_700



冬の寒空に行ったんだけど、なんかそれで良かった気がするわ。
夏に行ったら暑いだろうし虫はいるだろうし、草木も凄かろうし。

それから独りで歩いていて、ふと思ったの。

.....こんなとこで誰か人に会う方が怖いなぁ。

まぁ、この廃道を目当てに来る方もいるので、
絶対に誰にも会わないとは言えませんけどね。

ガイドをするつもりは無いんだけど、
今日は次の目的地への過程説明なのだった。



 <どうしたって続く>




関連記事
スポンサーサイト



#ハッセルブラッド#CFVⅡ50c#海#房総半島#千葉県#富津市