ためすのも、断乎とするのも、運命は同じ _(2)

 かなり昔の、恐らく写真の雑誌での記事。

中判(645版)カメラと135版カメラを両方作っていたメーカーだから、
PENTAXか京セラCONTAXの記事だと思うのだけど.....。
正確な記憶ではないので、その辺チョイと悪しからず。

「純正のマウントアダプターで、中判用のレンズを35mm用ボディに着けられます。
 すると、レンズ中央に近い、湾曲や収差の少ない部分を使って撮影出来るので、とても効果的です。」 
 
 効果的? だったかな.....。

   (今日は全部クリックするとやや大きくなります。)



Ichihara_907_0004m_1200



 レンズの設計の詳細は理解出来ないのだけれど、「大は小を兼ねる」のだ。
大きいフォーマット用のレンズだから、小さいフォーマットは普通にカバーできる訳ね。

そりゃぁ、レンズの撮影範囲は、実フォーマットよりも大きめに設計されている筈だから、
フランジバックの解決さえ出来れば(同じフォーマット以上のレンズなら)
マニュアル撮影になるけれど問題無い筈。

だからキヤノン5Dに、コンタックスのレンズとか、ライカRのレンズとか着けて撮ってたのよ、私。


 .....しかし、今回私が「邪道な907X」などと宣っているのは、
「小で大を兼ねよう」としているからなの。



Ichihara_907_0005m_1200



 ハッセルのデジタルバックは、銀塩フルフォーマットより小さいけど、
そうは云っても、35mm版よりは充分大きい。

部屋での試写では余り気にならなかったのだけれど、
MマウントのC-Biogon 21mm/f=4.5 ZMを着けて、
フル(645型式)にて撮影してみたら、
前回の記事にも書いた様に四隅がケラレてた。

.....案の定だったわけよ。 むむむ....。
まぁ、そりゃそうよね。 そんな感じ。

デジタル撮影時は、銀塩と比べたらクロップされる訳だけど、
21mmレンズを着けると、35mm換算で21mm相当になる(?)ので、
「SWCでの銀塩撮影」してる様な感じになるのかな? (ホント?)
一応コシナ製と云っても、Biogonなので、ハッセルにBiogonだし.....。



Ichihara_907_0008m



 ここで、これもコシナ製のフォクトレンダー・ノクトン50mmに替えてみた。
「もう、6×6スタイルでしか撮らないから!」 
と心に決めてしまったので、此れの四隅はどうだか知らない。 

逆光にやや弱いけど、色合いは全く普通。
これなら問題無いかしらん?
 (そう言いながら、今回はあくまでモノクロ調で押し通しているけど。)



Ichihara_907_0010m



 しかし、問題はまだまだ存在しているのだった。

街歩きとかで、スナップを撮るのには良いかも知れないけど、
キチンと撮ろうと思うなら、今までの様にSWCか503CXを持って行くに超した事は無いわ。

その辺の話はこれまた次回へ続くのだ。



  <どの辺だかへ続く>


追伸、少々文章訂正しました。(2023/5/1)


 




関連記事
スポンサーサイト



#ハッセルブラッド#CFVⅡ50c#公園#千葉県#高滝湖#市原湖畔美術館#907X50c