蔵王の山の雲の中に立つ _(1)

 子供の夏休みと、親(私達ね)の休みの都合で、
7月末に旅行に行く事になった。

我が姉と老母、それから母の妹(叔母)までの結構な人数で。
.....の筈だったのだけど、叔母がコロナで残念ながらの離脱。 う〜ん.....。 

 私的旅の場合は、朝早く出るし、途中停車も、方向転換も好き勝手出来るけど、
あくまで「家族旅行」なので、そんな我が儘な自由は無いのよね。 (当たり前)

だからカメラは持っていくけれど、SWCだけで良いんだ!.....と思いつつ、
「変な色気」を出して、907X仕様・Nokton 35mm/1.4を入れていった。
 (それならM9を持って行けば良かったじゃん、と今頃思ってる。)



Tohoku_SWC_202307_0002p_1200



 姉宅近くのレンタカー店でワゴン車を借り、9時頃に出たので、
1日目は、目的地まで、ほぼ高速道を走るばかりになった。

まぁ、我が老母は歩く事がかなり覚束なくなっていて、
観光と云った処で待ってるだけになったりするから、
車窓風景がメインの観光なの。


初日に唯一立ち寄った蔵王の御釜。



Tohoku_SWC_202307_0004p_1200



私は以前エコーラインを走った事はあるのだけれど、
頂上付近だけが酷い濃霧で、御釜は見ていないのだった。
だから「初御釜」 ....なんか変な語感ね。

皆は初めて来たと云う事で喜んでいた。

母は「道は全く覚えていないが、団体旅行で来た事がある。」 との事らしい。
.....今回、このフレーズが何度も出て来たの。
御蔭で、歩けない場所での申し訳なさが幾らか割り引かれたのだけど.....。



Tohoku_SWC_202307_0005ep_1200



 夏休みといっても、一般的勤め人は休みで無い平日だし、
関東近郊の観光地程の混み具合は無い。
チラホラと中国系の方はいらしたけど、京都や鎌倉みたいな事も無い。
結構遠いけど、平和。

「頑張れば車で来られるのね。」
と、姉自身の今後の参考地に入ったみたい。

御釜の辺りは麓から7〜8℃低くて、まだあまり赤くない赤トンボ(?)が沢山飛んでいた。

写真は何枚撮ってみても「う〜ん」と唸るだけだったので、
まぁ、定番の御釜写真ね。 はいはい。



 <当分、この家族旅行でのネタが続く>

*因みに今日のタイトルは、斎藤茂吉さんの歌
 「陸奥をふたわけざまに聳えたまふ 蔵王の山の雲の中に立つ」より



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