そして何時か裏路地へ辿るばかり _<閑話休題> 

 たった1日の休日。 しかも、1年半振り(?)の旅の空。
そんな貴重な1日の天気は、どうもスッキリとはしない様だ。

でも、真夏の直射日光を浴びてまでフラフラする気力は無いから、
曇った空を眺めて、どうにも複雑で曖昧な気分なのだった。

 本来なら、さっさと会津の写真へと進めて、
話を終わらせてしまうのが、「段取り」というモノなのだろうけど、
まぁ、それほど期待されているわけでも無いだろうしな.....。
そんな臍曲がりが顔を出したの。



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 何時もなら梅田近辺に泊まる事が殆どなのだけど、
今回は近鉄線が近かったので、久々に奈良に行ってみた。

もう何度も同じ様な所ばかり歩いているので、
地図など無くても迷う事も無いけれど、予想通りの人の波に、
「好い時」の事など、遥かに遠い昔の思い出なのだと思った。

閑散としてた方が好いなんて、そんな傲慢な事は云わない。
そんな寂れた奈良も過去に見てるし.....。

でも、今の京都も奈良も、余りにも人が溢れかえり過ぎていて、
もう古都の風情なんて、頭に擦り込まれた幻想に近くなってる。

そして、自分も結局、その中の人々と同じ旅人・余所者なのだから、
嫌ならば静かに、顔を、足を逸らして行くだけなんだよね。


  <この話の続きは後日>




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