成果だけに着目することも誤っている _(12)

 会津の朝も、7時半を過ぎた頃にはもう暑くなり始めた。
旅行者には、天気が好いに超した事は無いんだけど。

2泊3日の家族旅行。
最終日は会津の市内を2箇所程廻ってお終い。
出発前のご近所散歩なのだった。

 会津若松の街は、城下町らしい道筋や区割りが残っているけれど、
それ程古い建物ばかりが残されているわけでは無い。



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幕末の戦いで戦地になった後、会津・松平藩は下北の斗南に遷されてしまったから、
武家の生活した気配は薄くなって、会津地方の中心地としての、
商業都市の面が強くなったからかもしれない。
一晩泊まって、朝フラフラしてるだけな人(私)の推測なんだけど.....。

以前仕事で来た時に、夜の静かさにちょっとたじろいだ記憶がある。
 (と云うか、東京とか大阪とかが、夜中までワチャワチャ・ギラギラしすぎなのよね。)
地方都市の夜は静かで結構なんじゃないかい。



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 もう少し先の方まで行きたいのだけれど、
朝の散歩として程々の処で。

一旦、アーケードの続く神明通り商店街に出て、暑くなって来た陽射しを避けて歩いた。
でも、朝7時半の街は開店にはまだまだ早過ぎ。
角を曲がって、また野口英世青春通りへと再び出た。



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野口英世さん。 
昭和の頃には子供達が読んだ伝記の主人公。

「小さな頃に囲炉裏でやけどした手を、手術にて治して貰った事で医学を志し...云々。」

その後、人となりとか研究成果とか、色々と根掘り葉掘り暴かれてしまってるけれど、
時代背景や熱意を考えれば、地域にとっても名を刻む偉人だわね。

フムフム.....。
1人でそんな事を納得しながらホテルへと戻るのだった。


  <後は会津市内にて2箇所程  続く>




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