わが身を見たり、夏としなれば _(15)

 ボンヤリしてた。

私、元から左膝周りが良くないんだけど、
「このごろは調子良いわね〜。」
なんて思ってたら、右足の親指の付け根が痛くて、
歩きづらいったらありゃしない!

「じゃぁ、休んでて下さい。」
なんて甘い言葉は言って貰えないものねぇ。 ぶつぶつ。

.....そんなボヤキは要らんわね。


 さて、取りあえず昨日の続き。
六角形の天井を見上げて、そのまま歩いて行くと下りへと変わる。
時間差で登ってきた子供達の声が聞こえるけど、確かにすれ違わない。



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現存している明治以前のさざえ堂は全部で7ヶ所あって、
その中で、埼玉県児玉町・成身院、群馬県太田市・曹源寺、
そして此処、会津若松市のさざえ堂を合わせて、
「日本三大さざえ堂」と呼ばれているんだって。

18世紀から19世紀に掛けて、和算が普及し曲尺規矩術(きくじゅつ)が大成して、
全国の地方大工でも建てる事が出来る様になり、
一時的に「さざえ堂建築ブーム!」が起きたらしい。

その殆どの内部は、西国、秩父、板東三十三ヵ所などの観音詣りになっていたそう。



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今は観音様は無くなってしまって、
出口近くに、開山の禅師の像が置かれてた。
俗名が書かれているのが何気に珍しい気がする。



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外に出たら、強烈な陽射し。
木陰のベンチで待つ老母に全員集合。

なんだか、飯盛山に来た事がある様な無い様な話。
さざえ堂は覚えていなかったから良いんだけど、
以外と色々廻っているのよね、いつの間にやら。

飯盛山には来たらしいし、子供達は白虎隊話に今ひとつなので、
取りあえずさざえ堂周りをぐるり。



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「山主飯盛本店」さんの店先。
飲み物を買っただけでスイマセンな。
店の中からの眺望は良さげだった。

私たちは朝イチから来ていたので、
飯盛山の動く坂道(スロープコンベア)を使って登ってきたのかしらね?
飯盛山方面から廻ってこられる方がチラホラと。



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最後に横から見あげて(なんでもう少し引かなかったのだろう?)
会津での最後の目的地に向かうのだった。

しかし、その最後の写真が......。
と云う事で、次で纏めて終わる。(....筈)


 <続く>



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