白黒奈良〜NaraChrome _(7)  石と戯れる

 少し広い空間が在ると思うと、苔や草に埋もれた感じで大きな石。
建物がそこにあった印。 これは、春日西塔跡の礎石。

 以下、奈良国立博物館さんからの引用。

西塔は永久4年(1116)に関白の藤原忠実(ふじわらのただざね)によって、
東塔は保延6年(1140)に鳥羽上皇(とばじょうこう)の本願によって建立され、
西塔は「殿下の御塔」、東塔は「院の御塔」と称されていました。
治承4年(1180)、平重衡(たいらのしげひら)による南都焼き討ちにあって焼失し、
その後再建されましたが、応永18年(1411)に落雷によって焼失し、
その後は再建されずに今日に及んでいます。




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 で、こういうものとか、石垣だけのお城とか、
好きな人以外は興味持たないものね。
そりゃぁ今残っている興福寺の五重塔と同規模の物が二つも建っていたとか、
現存しているなら見たかったけどさ。

そんなのが建っていたんですよ!
って幾ら云った処で、在るのは埋もれかけた大きな石だけだものねぇ。
フムフム。

一応そんな石の写真をパチリと撮ってる私。 ....何か?



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 石は石でも此方は石灯籠。
毎年2月3日の節分と、8月14・15日の中元に、
石燈籠約2000基、釣燈籠約1000基の合計約3000基の灯籠にが灯される。

たまたま訪れたお盆の奈良で見られたのは良い体験だったんだねぇ。

その後は、結局一度も観に行けてないし、
今年はチャンスだったのに、残念ながら台風で中止になっちゃった。



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 私の生まれ育った田舎町では、周囲に誇れる様な伝統的なお祭りとか、
古い小京都的な町並みとか......。 そんなモノは無いからね。 

でも、古墳は山の様に在る! 古墳....? 

以前、「騙し討ち京都 _ その弐 」(記事No,141)>という、
京都に行った時の記事でも触れてるんだけど、
京都、奈良、小京都やら小江戸的な街への憧れ的な、
そこで産まれた人しか得られないモノが確かに存在するでしょ?

「キヨミズさんの近所で生まれ育って〜」とか、「家は古い町家です」とか、
言ってみたいわ!

「古墳が沢山在るんだぁ〜。」
う〜ん、それがどうしたパターンじゃん!?


 <次で漸く春日大社さんへ 続く>




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